全ての歯は重度の歯周病のために、保存が不可能でした。
抜歯後、上顎は、インプラントを4本使用し、義歯を固定する治療法を選択しましたが、インプラントを埋入して骨と結合するまでの数ヶ月間仮歯を支えるために、両側の奥歯を1本ずつ一時的に残し、また前方に2本のミニインプラント(テンポラリーインプラント)を入れました。つまり、合計4つ歯とミニインプラントで仮歯を支えました。
その状態でCTレントゲン検査を行い、そのデータ上でインプラント治療の計画を立案し、インプラント埋入用ドリルガイド(サージガイド)をコンピュータにより作製しました。
治療計画を立てる際には、義歯を支える時のインプラントの配置は、なるべく面積が大きめの台形状に4本位置づけた方が力学的に安定するということ、インプラント同士はなるべく平行にするということを考慮しました。
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歯周病のために、全顎的に抜歯になります。インプラントにより治療を行います。上は、4本のインプラントにより、義歯を支える計画で、下は、6本のインプラントによりブリッジによる固定式の治療を行う計画です。治療期間中に、仮歯を支えるために、一時的に残存歯かテンポラリーインプラントを使用します。 |
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上顎のインプラント治療のためにCTレントゲン撮影を行いました。左右の奥は、インプラントを入れるためには骨が不足していますが、骨造成を併用してのインプラント治療は患者様が希望されていないので、骨がある部位にのみインプラントを植立する治療を行うことになりました。このデータ上で、インプラント治療の計画を立てます。そのデータから、実物と同じ3次元光造形モデルと、その上に適合するインプラントのドリルガイドを作製します。 |
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前の2本のテンポラリーインプラントと2本の奥歯で、仮歯を支えています。この状態で4本のインプラントを埋入します。 |
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歯肉を剥離し骨を露出します。 |
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CTデータでのインプラント治療計画から作製したインプラント埋入をサポートする外科用ステント(サージガイド)を骨に固定します。適合は良好です。これらの穴にドリリングをして、骨にインプラントが入る穴を形成します。 |
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予定通りにインプラントが4本埋入されました。 |
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レントゲンです。上には、4本のインプラントが確認出来ます。下も同様に、仮歯を支えている5本のテンポラリーインプラントと6本のインプラントが確認出来ます。 |
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