歯周病のために、全ての歯は抜歯でした。上顎は総義歯、下顎はインプラントに固定された義歯による治療(シンコーンシステム)を行いました。CT上で治療計画をたて、そのデータから、患者様の顎骨と同じ形態の3次元光造形モデルとインプラントのドリルガイドであるサージガイドを作製しました。
CTから、下顎の歯槽骨の上部が細く切り立っているのが確認できていたので、そこを削除するための、ガイドも作製しました。
最終的には、義歯は4本のインプラントによって支えられます。
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初診時です。全ての歯に歯石が多量に付着しています。上の左の奥歯と下の右の奥歯がすでに歯を失っています。また、歯は大きく動揺しています。 |
【左】上の歯です。歯の裏側にも歯石がべったり付着しています。左は4本、右は1本歯が抜けています。右は1本抜けてことが原因で他の歯並びも乱れています。
【右】下の歯です。上よりも多量の歯石が付着しています。また、右の奥歯を3本失っています。
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レントゲンを見ると、歯周病がかなり進行し、歯を支えている歯槽骨は殆ど吸収してなくなっていますので、歯を保存する治療は難しいということが分かります。そこで、抜歯後、インプラント治療を行うことになりました。 |
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抜歯した歯の一部です。歯石がかなり付着しています。歯石の色は、黄色っぽいものと、黒いものとの2種類があります。 |
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CTレントゲンのデータ上で、インプラント治療の計画を練ります。上下、総入れ歯の治療を行いますが、下は4本のインプラントで入れ歯を固定する治療法を選択しました。このパターンの治療法は、インプラントをかなり有効に活用できます。 |
【左】インプラントの1次オペです。下に4本のインプラントを埋入します。
【右】歯肉を剥離し、骨を露出させます。かなり、尖っていますのでその部分を削合して、骨の平坦化を行い、インプラントを埋入します。
【左】CTのデータから、骨削除のガイドとインプラント埋入時のドリルガイドを作製しています。まず、骨の尖った部分を削除するガイドを骨の上に置き、出ている部分を削合します。
【右】次に、削合して平坦化した顎骨にインプラントのドリルガイドを置きます。適合は良好です。
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ドリリングしてインプラントが入るための穴を形成した後、4本のインプラントを埋入しました。 |
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最後に縫合します。 |
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インプラントが骨と結合したあとに、シンコーンアバットメントをセットします。4つのアバットメントが平行になる様にします。 |
【左】シンコーンアバットメントの上に、入れ歯に組み込まれるゴールドキャップをしっかりと奥まで入れます。このアバットメントとゴールドキャップは摩擦力でフィットしていますので、なかなか外れません。
【右】角度を変えて上から見たところです。4つのキャップの平行性は保たれています。
【左】上下の入れ歯です。下の入れ歯には、先ほどのゴールドキャップが組み込まれていますので、口腔内では非常に安定します。
【右】レントゲンです。4本のインプラントの周囲の骨は安定していますし、その上のアバットメントは平行に配置されています。
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