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ソケットリフト法
(そけっとりふとほう)


上顎洞とは、左右の鼻の横、頬に広がる上顎骨にある1辺が約3〜5センチの3角柱のような空洞のことです。この空洞の形態と大きさは人に多種多様です。その上顎洞の一番低い底の部分と上顎第一大臼歯の歯根は、近接していて、交通していることもあります。ですので、根管が感染を起こしている時は、上顎洞に炎症が波及することがしばしばあります。

インプラント治療に際して、この上顎洞の存在により、骨の高さが足りない場合、サイナスリフトを行います。サイナスリフトとは、上顎洞の内側の粘膜(シュナイダー膜)の一部を剥がして、骨との隙間を作り、骨充填材を入れます。この充填材は、数ヶ月の時間を要しながら、少しずつ骨へ置換されていきます。このようにして、インプラント治療が可能になる骨の高さを確保する術式です。

サイナスリフトには、上顎の頬側の骨に数センチの穴をあけて、そこからアプローチをする方法と、通常のインプラントを埋入するために作った穴からアプローチする方法があります。

前者をウィンドウテクニック、後者をソケットリフトと呼びますが、ウィンドウテクニックとサイナスリフトが同義語のように使われています。

既存の骨の高さと、インプラントの必要な本数によって治療法を選択します。  

1)骨の高さが、5mm未満の場合、もしくは複数本のインプラントを予定している場合は、ウィンドウテクニックによるサイナスリフト法が適応されます。

2)骨の高さが、5、6mm以上存在し、インプラントを1本だけ予定している場合は、ソケットリフト法による骨造成でインプラント治療が可能になります。

ここで、2つの術式の特徴をソケットリフト側からまとめますと、

【利点 】
インプラント埋入するための形成した穴から骨造成を行い、側方の骨に別の穴を開けないことと、歯肉の剥離の量が少ないために、サイナスリフト法に比べて外科的侵襲が少ないです。

【欠点】
骨増成できる量(3〜4ミリ)がサイナスリフト(10ミリ以上)と比較し少ないため、適応範囲が限定されます。

サイナスリフト骨造成を十分に達成するには上顎洞の内壁の粘膜を剥離し骨壁を露出させることですが、ソケットリフトでは行えません。

外科の基本は直接目で術野を見て行うということですが、ソケットリフトは直視しないで行う(ブラインドテクニック)処置のため、オペ中の状況、オペ後の成否の把握が難しいです。


ソケットリフト法の手順

1) インプラントを埴立する位置に、骨の厚みを約1mm残すようにドリリングをします。
2) それから、オステオトームという器具で槌打し、シュナイダー膜を破らないように骨折させます。最近では、成功率を高めるために、ピエゾサージェリーという超音波器具を用いて行う術式も発表されています。
3) そして、オステオトームで、先ほど骨折させた骨片とその穴に填入した骨
移植材を一緒に押し上げシュナイダー膜を拳上します。
4)インプラントを埋入します。 




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